第二次HBM−X計画プレイしたー

新着に何かあったので何となくページ開いたら
何かコンペっぽいことやってたので空かさずプレイ。
撃鉄には殆どタッチしてなかったけど何というか
総じて画像演出のレベルが高くてビックリ。
マイヤーさんやヒガタさんのはある程度予測してたけど
まさか全員画像演出付きとは恐れ入った。
以下、個別感想。


・四ツ葉編
ハンター×ドリーム、宇宙の荒野のroswellさんのシナリオ。
とりあえず四ツ葉の変態企業っぷりがひたすら楽しく
そして浮嶽の戦闘アニメが格好いい!
6丁のアサルトライフルの一斉掃射という
凄まじいインパクトと、それを納得させてくれるハッタリ。
roswellさんはいい意味で常識に囚われていないと思った。
しかし一方で、話的にはちょっと食べたりなくて残念。
印象では浮嶽の一人(一機?)勝ちといった所か。
あとおっぱい。


・光菱編
未完バスなんかでお馴染みのマイヤーさんのシナリオ。
画像演出もさることながら、それ以上に話の熱さがヤバイ。
特に「『ガンブレイク』よりも〜」からの流れがヤバイ。
桂もその上司の営業も、無論二本松も
みんながみんなそれぞれ生きていて
それがどこかで交わることで爆発が起きる。
これは、マイヤーさんが「みんなが人間」という原則を
一途に守り続けているからこそ出てきた
熱さなんだろうと思った。
それとアグナム! アグナムじゃないか!


・古松編
SRC一の戦車好きであろうスパロゥさんのシナリオ。
とにかく設定や世界観の摺り合わせが凄かった。
大特免許とか白色テロとか、本当にありそうと思わせてくれる
ところは、流石実在兵器シナリオの雄と言ったところか。
また、アンカーを使ってキツネを助ける場面には驚かされた。
画像演出としてのインパクトだけでなく話の上でも
智草の根の優しさと確かな技量を見せた良演出だったと思う。
しかし反面、戦闘に至る流れなど
ストーリー展開が少々強引に見えてしまったのが残念。
箝口令とか遺言の下りなんかは納得も出来たし
Gロボっぽくて好みだっただけに、一層そう感じた。
そして最後に、いくら何でもダメ過ぎだろう蟹工船


・新銘編
AnyOneで猛威を振るったヒガタさんのシナリオ。
今作の中で、長編化して欲しいのはどれかと聞かれたら
私はこれを選ぶというくらいにキャラクターに惹かれた。
1話でここまでキャラクターを立てたヒガタさんの手腕に脱帽。
特にメイン二人に、有能さ(社長なら器量と意志、主任は実力)
とダメさ(お坊ちゃま臭さが抜けない、飲んだくれ)が
共に存在していることが恐ろしくツボに嵌った。
さりとてキャラクターのみではなく、話としても
「どう考えても無理だろこれ」という状況から
頭使ってコネ使って酒使って、決して挫けずに
突き進んでいき、ついには一つの形を為すというのは
見ていてとても引き込まれ、楽しかった。
そして最後にもう一度。はしゃぎまくる主任萌え。
どう考えても普通じゃないことを
さも普通のことのようにこなす、社長萌え。


・中日本編
ショタの大家arayaさんのシナリオ。
ゆるさと毒とを介在させたarayaさんらしい
「めでたし、めでたくもなし」な一作。
新銘社長が器量で道を切り開いたなら
こっちの社長は人の和を全開にして完成させたといった具合。
こういうのを、人誑しと言うのだろうと思った。
そして今作では唯一、ごく普通の
「家族」を描いていたのも面白かった。
まさしく、中小の強みといったところか。
いや、それ以上に戦記物主体の企画ですら
日常系を貫き通すarayaさんが流石すぎる。
というか、学園シナリオだけでの判断で恐縮だが
arayaさんは賢ちゃんや叔父貴と同じく
何を書いても揺るがない人なんだと思った。


と、まあこんな感じで。そして最後にもう一つ。
みんな軍事知識凄すぎ。一体何処で仕入れてくるのやら。
お爺ちゃん、銃が出てからこっちの戦争は、さっぱりだよ。
あ、核の炎に包まれたあとの戦争もいけるけど。