俺達の世紀末はまだ始まったばかりだぜ!

えー、色々買ってきました。20km程徒歩で本屋巡りをして。橋の下で一夜を明かして。

銀の聖者 1―北斗の拳トキ外伝 (BUNCH COMICS)

銀の聖者 1―北斗の拳トキ外伝 (BUNCH COMICS)

銀の聖者 2―北斗の拳トキ外伝 (BUNCH COMICS)

銀の聖者 2―北斗の拳トキ外伝 (BUNCH COMICS)

銀の聖者 3―北斗の拳トキ外伝 (BUNCH COMICS)

銀の聖者 3―北斗の拳トキ外伝 (BUNCH COMICS)

まずトキィ外伝。正統派世紀末。モヒカン強ぇー。モヒカン怖ぇー。
ケンシロウ居ないとこんなにも暴れるのか、あいつらは。
ジャギアミバタッグもかっこいいし、悪役がやたら光る漫画。
あと、何とかしてモヒカンに対抗しようとする村人達の動きも見てて面白い。
世紀末の一般的村落を正しく描いた外伝って感じがした。
そして主人公トキ。強い。圧倒的に強いが
血を吐いたり他の村に行ったりと、結構ほいほい戦えなくなる。
普通の人達の活躍を邪魔しにくいという点では、まさにこの作品にうってつけの男である。
ただ、目立ってないかというとそうではない。
内面などは主人公相応の描写がされており、読み応えがある。
特に対ラオウ戦のラオウ≠拳王という考えは凄くらしくてよかった。
この先、ラオウと拳王をどう片付けるのか、見物である。
あとリュウガはやっぱりリュウガでした。

蒼黒の餓狼 01―北斗の拳レイ外伝 (BUNCH COMICS)

蒼黒の餓狼 01―北斗の拳レイ外伝 (BUNCH COMICS)

蒼黒の餓狼 02―北斗の拳レイ外伝 (BUNCH COMICS)

蒼黒の餓狼 02―北斗の拳レイ外伝 (BUNCH COMICS)

次にレイ外伝。エロい世紀末。おっぱいがいっぱい
この作品、原作絵とはかなりかけ離れた画風で描かれているが
それでも割としっくり来てしまうのは美形揃いの南斗勢がメインの為だろう。
現にアミバ様はあまりしっくり来なかった。というか誰だあれは。
シュウ様も、若い頃でなかったら違和感を感じたかもしれない。
また、前述の通りおっぱい山盛りで女の子もいっぱい出てくる。
当然レイに絡んでくる娘もいっぱいいる。
アスガルズルの女王エバとかシュウ様の弟子のカレン、そしてユウきゅん。
これも世紀末屈指の色男であるレイだから許されるものと思われる。
ただ、シンはあんまり美形として描かれていなかった。何故だ。
それと前述の女王エバ。おっぱい筆頭の彼女だが
天の覇王、南斗の聖帝、サザンクロスのKINGに抱かれたらしい。なんと羨ましい。
あまつさえレイにも抱かれている。羨ましすぎる。
まあ、こういう世紀末もありかな、と思った。
ああ、それと前述のユウきゅん。レイの事をアニキと慕う男の子なのだが
実際本当に男の子かどうかは怪しいところ。男の子だったらいいなぁ。

北斗の拳 ユリア外伝 慈母の星 (ビッグコミックススペシャル)

北斗の拳 ユリア外伝 慈母の星 (ビッグコミックススペシャル)

最後にユリア外伝。綺麗な世紀末。いや、正確には世紀末前夜。
なんというか、凄い。凄すぎる。笑えるくらいに綺麗。ジャイアン並に綺麗。
しかし、少女漫画風の絵でありながらちゃんとキャラの特徴を捉えている所は流石といえる。
特にケンシロウ。彼だけは原先生の絵じゃなきゃしっくりこないだろうなぁと半ば諦めていたが
ここまで来てしまうと逆にアリと思えてしまう。うん、ちゃんとケンシロウに見えるもの。
筋肉描写は無いが、これはまあ仕方がないだろう。
寧ろ着た切り雀の世紀末男達の貴重な私服姿を見られただけでよしとすべきだろう。


と、まあ3種類の世紀末外伝を読んだわけだが、不思議と私は全て受け入れる事が出来た。
巷ではレイ外伝とかの評価が酷いことになっているようだが…まあ、確かにちょいと浮気しすぎという感はある。
でも、マミヤが初恋の人で色々動揺しまくるレイもあんまりなぁ。
と、まあレイは置いておいて、恐らくこれは私が作品を作品として見る以外に、素材としても見ている為だろうと思う。
故に、真っ当なファンから見れば噴飯物の展開も「ああ、こういう使い方もありか」と受け入れられる。
何か得した気分である。ビバ、SRC脳。まあ、私が雑食なだけかもしれないけど。
サイボーグGちゃんですら面白い面白いと読む私だから。でもその割りに食わず嫌いも多いんだよなぁ。むむむ。